最初に揃える目的を決める

まつエク・アイラッシュの消耗品は、開業時に一度そろえて終わりではありません。来店数、メニュー数、清掃頻度に合わせて補充し続けるため、初回発注の時点で「何を何回分持つか」を決めておきます。

目安は、初回2週間分の営業に必要な量に、納期遅れや急な予約増へ対応する予備を加えることです。

初回発注量の決め方

開業直後は大容量で固定せず、まず2週間分を使い切れる量で試します。最低在庫は「納期日数分 + 予備」で決め、欠品しやすいものだけ多めに持ちます。

初回発注量 = 1日あたり使用数 × 営業日数14日 × 予備係数1.2

例: アイラッシュでジェルパッチを1日8組使うなら、8 × 14 × 1.2 = 約135組。販売単位に切り上げて発注し、実際の消費量を月末に見直します。

液体・粉体はmlやg、フィルターや機器部品は交換回数で計算します。単価が安くても、保管場所を圧迫する量や劣化しやすい商品は初回から大きく買いすぎない方が安全です。

開業・補充チェックリスト

グルー: 施術の中心材料で、推奨環境と開封後管理が作業性へ影響します。
エクステ毛: 長さ・太さ・カールの組み合わせで提案幅と在庫効率を決めます。
前処理剤: 施術前のまつげ表面を製品表示どおり整える定番消耗品です。
ジェルパッチ: 下まつげを保護し、施術中の視認性を確保します。
サージカルテープ: パッチの補助や固定に使い、貼付範囲を微調整します。
マイクロブラシ: 前処理や細かな塗布で使い捨てるため、欠品しやすい消耗品です。
リムーバー: オフ・修正作業に使い、製品表示どおりの扱いが必要です。
ツイーザー: 装着・分離の作業精度を支える主要器具です。
器具用消毒剤: 再使用するツイーザー等を、製品表示に沿って衛生管理します。
コーティング剤: 提供メニューに含める場合の仕上げ材料として、使用量と在庫を分けます。

業種を問わず最初に漏れやすい共通備品

業種別リストに入る前に、売上記録、衛生、安全、書類保存に関わる共通備品を確認します。カードを選ぶと、具体的な規格、選定基準、購入候補を確認できます。

発注前に確認する表

備品選ぶ観点現場運用
グルー施術室の実測温湿度と製品の推奨範囲を照合し、まず1本で硬化速度と持続性を記録します。開封日と保管条件を記録し、製品表示に従って温湿度変化を避けます。
エクステ毛自店の定番デザインに使うカール・太さ・長さを先に固定し、単一長ケースとMIXケースの消費差を比べます。ケースへ入荷日とロットを記録し、低回転規格を月次で確認します。
前処理剤使用中グルーとの併用条件をメーカー表示で確認し、片目あたり使用量と乾燥時間を記録します。施術ごとに必要量だけ出し、容器口へ使用済み器具を戻しません。
ジェルパッチスタッフ同士で装着を試し、ずれ・浮き・剥がす時の負担を確認します。肌状態を確認し、施術ごとに交換して未使用品と混ぜません。
サージカルテープ12mm前後など作業しやすい幅から試し、1施術の使用cmと剥がしやすさを比べます。必要な長さだけ事前に切り、使用済み分を再利用しません。
マイクロブラシ工程ごとに先端サイズを固定し、1施術の使用本数で比較します。施術前に必要本数だけ出し、使用済み品はすぐ廃棄します。
リムーバー現在の施術工程に合う形状を小容量で試し、オフ時間と液だれを記録します。容器をすぐ閉め、グルーや前処理剤と棚を分けます。
ツイーザー装着用と分離用を分け、使用者ごとに10施術で疲れと先端精度を確認します。使用後は汚れを除去してから消毒し、乾燥状態でケースへ戻します。
器具用消毒剤手指用と器具用を分け、ツイーザー材質と製品表示を照合します。洗浄・消毒・乾燥の順序を手順書にし、未処理器具と棚を分けます。
コーティング剤施術メニューで使う製品と店販品を分け、1施術使用量を記録します。施術用と販売用を別棚・別台帳で管理します。

よくある失敗

  • 単価だけで選び、サイズや素材が現場に合わず使い切れない。
  • 補充担当を決めず、誰かが気づく運用になって欠品する。
  • 未使用品と使用済み品の動線が交差し、清掃や片付けに時間がかかる。